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準点にもとづくこともあるので、地上における練習は両者にとって重要である。目安は同じでも、機体の姿勢(フラップの上げ下げの相異)、座高の相異によって、基準点が異なってくることを充分知らなければならない。指導者は、この状態を完全に把握すべきである。指導者同乗の機体が場外に着陸するようなことがあったとしたら、その指導者が育った当時の課程がいいかげんだったことになり、ところどころでその不手際がばれてしまう。
側方向の目安
場周コースのうちで次に重要なことは、2−50〜53図に示すように、b点における目安である。しかし、先の前方向における目安は、機体の姿勢を一定にして、その状態で風防のどこかに目印を設定すれば、容易に判定がっく。側方向も同様の考え方で判定すればよい。これは、前言己のように、指導者は実際に練習生がどのような位置に見えるのかを地上で経験させて、その位置を確認させるべきである。要するに、この場合も、水平距離と垂直距離との比を基準にした目測てなければならないので。これは前言己のs距離と同じである。しかし、この場周コースのb点における距離hは、前記の場合とは

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